ノンバーバル・リーダーシップ

私が通うトレーニング施設にはアスリートも訪れます。プロの選手や現役のオリンピックメダリスト…。

彼ら彼女らが黙々とトレーニングをしている姿には、次元を超えたオーラが有り、私を含めた他の一般の会員メンバーに、大きな影響を与えます。

同じ空間にアスリートがいるだけで、エクササイズをしている姿勢、真剣度合いがいつもと違うことが明らかに感じられ、私も自身の変化に気付かされます。

サッカー元日本代表のキャプテンを長年務めた長谷部誠選手は、現在は、ドイツ・ブンデスリーガのチームで最年長であり、昨年まではチームのキャプテンを務めていました。他の選手の手本となる役割を担い、言葉ではなく、自らの姿勢で見せる彼のリーダーシップについて、関係者から伺ったことがあります。

そうした彼のスタイルは、若手を含めた他の選手達、そして監督からも素晴らしい評価を得ているそうです。

今、ビジネスにおいて、リーダーが、その組織内においてリーダーシップを発揮することに関し、言葉での、つまりバーバルでのコミュニケーションの重要性が高まっています。

しかし、一方で、こうした言葉ではない行動や態度、物事に対する姿勢、つまり、ノンバーバルでのコミュニケーションによるリーダーシップも、大変重要であることを忘れてはいけないと思います。

相原 滋樹Shigeki Aihara

ジュピター・アンド・カンパニー株式会社 
代表取締役

ゴールドマン・サックス証券会社にて20年間勤務し、同社アジアパシフィック担当財務責任者を務める。2011年ジュピター・キャピタル・マネジメント株式会社(当時)を設立。RIZAPグループ株式会社財務戦略のサポートに従事し、2018年株式会社ウイルグループ執行役員CFOに就任。2021年株式会社お金のデザインChief Strategy Officerに就任。

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