長野オリンピックでのボランティアからの学び
北京オリンピックを見ていて、大会期間中ボランティアをした1998年の長野オリンピックのことを思い出しました。
大会関係者、メディア、アスリートを含めた海外の方々への対応のため、早朝からお昼までは広報センター、夕方から夜にかけては各競技のメダルの授与が行われた長野市街の表彰式会場で働きました。
大会は、スピードスケートの清水選手が金メダルをとってから日本中が盛り上がり始め、スキージャンプ団体金メダルで最高潮に達しました。
メダル授与の表彰式会場では、その熱狂と感動、そして喧騒の雰囲気の中で高揚感を感じ、また、世界中に映像が流れる表彰式では、間違えてはいけないという緊張感を持ちながら毎日を過ごしたことを覚えています。
国家事業的の色彩が強い東京オリンピックとは異なり、長野の地元が主導し、IOCや欧米の様々な機関、そして日本全国から集まった若い世代のボランティアが「オープンイノベーション的」に共同でやり遂げたプロジェクト「長野オリンピック」。
本業の金融とは全く異なる世界での16日間は、オフィスワークや座学では絶対に得られない貴重な経験と感動を得ることが出来ました。
また、通常のビジネスでも共有できる様々なことを身を持って学びました。
「組織の成長」「リーダーシップ」「適応力」等、それは今でも「クリアな映像」を描くことが出来る「ビジネスケース」として私の中によみがえり、現在の自分にも大きな影響を与え続けています。
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