9.11の記憶

9.11

あの日の晩、帰宅してTVのニュースを見ていると、ワールドトレードセンターの光景が流れ、反射的に、赤坂のオフィスへ車を飛ばして戻りました。

当時、私は米国証券会社に勤務し、アジアにおけるファイナンスの責任者をしていました。

市場がシャットダウンし、現場近くのオフィスで働くニューヨークの同僚達は退避。

計り知れない精神的なショックがあったにもかかわらず、彼ら彼女らは、マンハッタンから離れたバックアップサイトや、それぞれの自宅から、また、私はロンドンの同僚と共に、グローバルオペレーションの復旧作業に取り組みました。

仲間と戦った激動の日々は、その後、自分が危機管理の対応に携わる際、常に念頭におく経験となりました。

9.11は、自分の人生において、今でも忘れない出来事です。

相原 滋樹Shigeki Aihara

ジュピター・アンド・カンパニー株式会社 
代表取締役

ゴールドマン・サックス証券会社にて20年間勤務し、同社アジアパシフィック担当財務責任者を務める。2011年ジュピター・キャピタル・マネジメント株式会社(当時)を設立。RIZAPグループ株式会社財務戦略のサポートに従事し、2018年株式会社ウイルグループ執行役員CFOに就任。2021年株式会社お金のデザインChief Strategy Officerに就任。

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